■障害情報の採取

万一障害が起きた場合、次の方法でさまざまな障害発生時の情報を採取することができます。

重要
以降で説明する障害情報の採取については、保守サービス会社の保守員から情報採取の依頼があったときのみ採取してください。

障害発生後に再起動されたとき、仮想メモリが不足していることを示すメッセージが表示されることがありますが、そのままシステムを起動してください。途中でリセットし、もう一度起動すると、障害情報が正しく採取できません。

[イベントログの採取]

装置に起きたさまざまな事象(イベント)のログを採取します。

重要
STOPエラーやシステムエラー、ストールが起きている場合はいったん再起動してから作業を始めます。

 
1
コントロールパネルから[管理ツール]-[イベントビューア]をクリックする。

 
2
採取するログの種類を選択する。

[アプリケーション ログ]には起動していたアプリケーションに関連するイベントが 記録されています。[セキュリティ ログ]にはセキュリティに関連するイベントが記録されています。[システム ログ]にはWindowsのシステム構成要素で発生したイベントが記録されています。

 
3
[操作]メニューの[ログファイルの名前を付けて保存]コマンドをクリックする。


 
4
[ファイル名]ボックスに保存するアーカイブログファイルの名前を入力する。

 
5
[ファイルの種類]リストボックスで保存するログファイルの形式を選択し、[OK]をクリックする。

詳細についてはWindowsのオンラインヘルプを参照してください。

[構成情報の採取]

ハードウェア構成や内部設定情報などを採取します。
情報の採取には「診断プログラム」を使用します。

重要
STOPエラーやシステムエラー、ストールが起きている場合はいったん再起動してから作業を始めます。

 
1
スタートメニューの[設定]をポイントし、[コントロールパネル]をクリックする。

[コントロールパネル]ダイアログボックスが表示されます。

 
2
[管理ツール]アイコンをダブルクリックし、[コンピュータの管理]アイコンをダブルクリックする。

[コンピュータの管理]ダイアログボックスが表示されます。

 
3
[システムツール]-[システム情報]をクリックする。

 
4
[操作]メニューの[システム情報ファイルとして保存]コマンドをクリックする。

 
5
[ファイル名]ボックスに保存するファイルの名前を入力する。

 
6
[保存]をクリックする。


[ワトソン博士の診断情報の採取]

ワトソン博士を使って、アプリケーションエラーに関連する診断情報を採取します。
診断情報の保存先は任意で設定できます。詳しくは「導入編」の「ワトソン博士の設定」を参照してください。


[メモリダンプの採取]

障害が起きたときのメモリの内容をダンプし、採取します。ダンプをDATに保存した場合は、ラベルに「NTBackup」で保存したか「ARCServe」で保存したかを記載しておいてください。診断情報の保存先は任意で設定できます。詳しくは「メモリダンプ(デバッグ情報)の設定」を参照してください。

重要
保守サービス会社の保守員と相談した上で採取してください。正常に動作しているときに操作するとシステムの運用に支障をきたすおそれがあります。

障害の発生後に再起動したときに仮想メモリが不足していることを示すメッセージが表示される場合がありますが、そのまま起動してください。途中でリセットして起動し直すと、データを正しくダンプできない場合があります。


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