注意事項

ヒント
インストールを始める前に、ブレード収納ユニットにキーボード・ディスプレイ装置・CD/DVD-ROMドライブ・フロッピーディスクドライブなどが正しい構成で接続されていることを確認してください。接続されていない場合は、必ず接続してください。

マニュアルセットアップを始める前にここで説明する注意事項をよく読んでください。

[ライセンス認証の手続きについて]

バックアップDVD-ROMを使用する場合、ライセンス認証済みの状態でインストールされています。
その他のOS DVD-ROMを使用する場合、Windows Server 2008 のライセンス認証を行う際に使用するプロダクトキーは、COA(Certificate of Authenticity)ラベルに記載されたプロダクトキー(Physical Product Key)と一致させる必要があります。


詳細は「ライセンス認証の手続き」を参照し確認してください。

重要
インストールしてから 60日以内にアクティベーションを行ってください。

Virtual Product Keyは仮想環境下でインストールする場合に使用します。物理サーバ上にOSを直接インストールする場合には使用しません。

ヒント
COAラベルは購入されたOSインストールメディアのパッケージまたは本体装置に貼付されています。


[EXPRESSBUILDERがサポートしているオプション]

添付の「EXPRESSBUILDER」DVDでサポートしているオプションは、以下になります。

● EXPRESSBUILDERにてOSのインストールをサポートしているオプション
LSI MegaRAIDTM SAS PCI EXPRESSTM ROMB
(オンボードのRAID コントローラ)

● その他のオプション
N8403-018 FibreChannelコントローラ
増設HDDブレードAD106a

[キー入力について]

USBフロッピーディスクドライブ、USB CD/DVD-ROMドライブのアクセスランプが消灯しているとき(フロッピーディスク、CD-ROMへのアクセスがないとき)にキー入力をしてください。


[ハードディスクドライブの接続について]

Windowsシステムをインストールしようとするハードディスクドライブのほかに別のハードディスクドライブを接続する場合は、Windowsをインストールした後に接続してください。


[システムのアップデートについて]

システムのアップデートはExpress5800シリーズに必要なドライバを適用しますので、必ず本体に添付の「EXPRESSBUILDER」DVDを使って、システムをアップデートしてください。


[ミラー化されているボリュームへのインストールについて]

ダイナミックディスクに変換したハードディスクドライブに再インストールする際、シンプルダイナミックボリュームにのみインストールできます。
[ディスクの管理]を使用してミラー化されているボリュームにインストールする場合は、インストールの実行前にミラー化を無効にして、ベーシックディスクに戻し、 インストール完了後に再度ミラー化してください。
ミラーボリュームの作成や解除、および削除は[コンピュータの管理]内の[ディスクの管理]から行えます。


[システムパーティションのサイズについて]

システムをインストールするパーティションのサイズは、次の計算式から求めることができます。

<Windows Server 2008 64-bit(x64)Edition の場合>

インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ + ダンプファイルサイズ
+ アプリケーションサイズ

インストールに必要なサイズ = 11,600MB (フルインストールを選択した場合)
= 4,100MB (Server Coreインストールを選択した場合)
  ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ × 1.5
  ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ + 300MB
アプリケーションサイズ = 任意

重要
上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取のための推奨サイズです。
ブートボリュームには、ダンプファイルを格納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要です。
また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分なページングファイルサイズを設定してください。

搭載メモリサイズやデバッグ情報の書き込み(メモリダンプ種別)に関係なく、ダンプファイルサイズの最大は「搭載メモリサイズ+300MB」です。

その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプリケーションが必要とするディスク容量を追加してください。

例えば、搭載メモリサイズが512MBで フルインストールを選択した場合、パーティションサイズは、前述の計算方法から

  11,600MB + (512MB × 1.5) + 512MB + 300MB + アプリケーションサイズ
= 13,180MB + アプリケーションサイズ

となります。

システムをインストールするパーティションサイズが「インストールに必要なサイズ+ ページングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスクに割り当てることで解決できます。

(1) 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。

(2) ユーザーズガイドの「障害処理のためのセットアップ」を参照して、デバッグ情報(ダンプファイルサイズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。

ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要なサイズ+ ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してください。


<Windows Server 2008 32-bit(x86)Edition の場合>

インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ + ダンプファイルサイズ
+ アプリケーションサイズ

インストールに必要なサイズ = 6,300MB (フルインストールを選択した場合)
= 2,200MB (Server Coreインストールを選択した場合)
  ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ × 1.5
  ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ + 300MB
アプリケーションサイズ = 任意

重要
上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取のための推奨サイズです。
ブートボリュームには、ダンプファイルを格納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要です。
また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分なページングファイルサイズを設定してください。

1つのパーティションに設定できるページングファイルサイズは最大で4095MBです。
搭載メモリサイズ×1.5倍のサイズが4095MBを超える場合は、4095MBで設定してください。

搭載メモリサイズが2GB以上の場合のダンプファイルサイズの最大は「2048MB+300MB」です。

その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプリケーションが必要とするディスク容量を追加してください。

例えば、搭載メモリサイズが512MBで フルインストールを選択した場合、パーティションサイズは、前述の計算方法から

  6,300MB + (512MB × 1.5) + 512MB + 300MB + アプリケーションサイズ
= 7,880MB + アプリケーションサイズ

となります。

システムをインストールするパーティションサイズが「インストールに必要なサイズ+ ページングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスクに割り当てることで解決できます。

(1) 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。

(2) ユーザーズガイドの「障害処理のためのセットアップ」を参照して、デバッグ情報(ダンプファイルサイズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。

ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要なサイズ+ ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してください。

[BitLockerについて]

BitLockerをご利用になる場合、下記の点に注意してください。

OSをインストールする前に、あらかじめ2つのパーティションを、ハードディスクドライブに作成する必要があります。

システムパーティション(ローダが入るパーティション)
ブートパーティション(OS が入るパーティション)

チェック
詳細については、Microsoft TechNetで公開されている下記資料を参照してください。

「ステップ バイ ステップガイド - Windows Server 2008 のBitLockerドライブ暗号化」

回復パスワードは、BitLockerを使用するサーバ以外の安全な場所に、必ず保存/保管してください。

重要
回復パスワードがない場合、OSを起動させることができなくなり、BitLockerで暗号化したパーティションの内容を2度と参照できなくなります。

回復パスワードは、次の作業実施後のOS起動時に必要となる場合があります。

マザーボードを交換した
TPM(Trusted Platform Module)を初期化した
BIOS の設定を変更した

BitLocker で暗号化したパーティションにOSを再インストールする場合、あらかじめBitLockerで暗号化したパーティションを削除してください。

[Hyper-V のサポートについて]

Hyper-Vのサポートに関する詳細情報は下記を参照してください。
http://support.express.nec.co.jp/w2008/hyper-v.html



[Windows Server 2008 へのアップグレードについて]

Windows Server 2003 から Windows Server 2008 へのインプレースアップグレードは、ファイルやレジストリを上書きする場合があるため、システムやアプリケーションへ思わぬ影響を与える可能性がありますので、推奨しません。
Windows Server 2008 をご使用になる場合は、「Windows Server 2008 のインストール」を参照し、事前に必要なデータのバックアップを取り、Windows Server 2008 をインストールしなおしてください。

ヒント
インプレースアップグレードとは、既にインストールされているWindows Server 2003 自身をWindows Server 2008へ上書きアップグレードすることです。



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