■ドライバのインストールと詳細設定
本体標準装備の各種ドライバのインストールとセットアップを行います。
ここで記載されていないドライバのインストールやセットアップについてはドライバに添付の説明書を参照してください。
[PROSet]
PROSetは、ネットワークドライバに含まれるネットワーク機能確認ユーティリティです。
PROSetを使用することにより、以下のことが行えます。
- アダプタ詳細情報の確認
- ループバックテスト、パケット送信テストなどの診断
- Teamingの設定
ネットワークアダプタ複数枚をチームとして構成することで、システムに耐障害性に優れた環境を提供し、装置とスイッチ間のスループットを向上させることができます。
このような機能を利用する場合は、PROSetが必要になります。PROSetをインストールする場合は、以下の手順に従ってください。
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1 |
「EXPRESSBUILDER」DVD
を光ディスクドライブにセットする。
オートランで起動するメニューが表示されたら、メニュー画面を閉じてください。
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2 |
エクスプローラを起動する。
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3 |
「\006\win\winnt\dotnet\dl3\proset\win32」ディレクトリ内の「dxsetup.exe」アイコンをダブルクリックする。
[Intel(R) PROSet - Installshield ウィザード]が起動します。
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4 |
[次へ]をクリックする。 |
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5 |
使用許諾契約を読み、同意するならば[使用許諾契約の条項に同意します]を選択して[次へ]をクリックする。 |
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6 |
デフォルトのまま[次へ]をクリックする。 |
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7 |
再度、使用許諾契約を読み、同意するならば [使用許諾契約の条項に同意します]を選択して[次へ]をクリックする。
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8 |
[インストール]をクリックする。 |
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9 |
[InstallShieldウィザードを完了しました]というメッセージが表示されたら、 [完了]をクリックする。
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10 |
「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取り出し、システムを再起動する。
以上で完了です。 |
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ドライバおよびPROSetに関する操作は、必ず本体装置に接続されたコンソールから管理者権限(Administrator等)でログインして実施してください。OSのリモートデスクトップ機能によるリモートからの設定変更操作はサポートしておりません。 |
[アダプタフォルトトレランス(AFT)/
アダプティブロードバランシング(ALB)のセットアップ]
アダプタフォルトトレランス(AFT)は複数のアダプタでチームを作り、使用中のアダプタに障害が発生した場合に自動的にチーム内の他のアダプタに処理を移行させる機能です。アダプティブロードバランシング(ALB)は複数のアダプタでチームを作り、送受信パケットをチーム内すべてのアダプタから行うことによりスループットを 向上させる機能です。
なお、ALB 機能はAFT機能を含んでいます。
本機能のサポート対象は、標準装備のネットワークアダプタとオプションネットワークボードです。
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AFT/ALBのセットアップは、ドライバインストール後、必ず再起動した後に行う必要があります。 |
AFT/ALB機能を使用する場合は、以下の手順にしたがってセットアップしてください。
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1 |
デバイスマネージャより、ネットワークアダプタのプロパティを開く。 |
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2 |
チーム化のタグを選択し、「その他のアダプタとチーム化する(T)」にチェックを入れ、[新規チーム]をクリックする。
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3 |
チームの名前を入力後、[次へ]をクリックする。 |
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4 |
チームに含めるアダプタをチェックし、[次へ]をクリックする。 |
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5 |
チームモードの選択で、「アダプタフォルトトレランス」、「アダプティブロードバランシング」のいずれかを選択し、[次へ]をクリックする。
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6 |
[完了]をクリックする。
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7 |
デバイスマネージャより、上記で設定したチーム名のデバイスのプロパティを開く。「設定」のタグを選択し、[チームの編集]をクリックする。
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8 |
チーム内のアダプタで、プライマリに設定する場合、アダプタを選択し、「プライマリの設定」をクリックする。
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プライマリ設定
プライマリに設定するアダプタを選択し、「プライマリの設定」をクリックする。
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セカンダリ設定
セカンダリに設定するアダプタを選択し、「セカンダリの設定」をクリックする。 |
プライマリ/セカンダリ設定を完了した後、[OK]をクリックして画面を閉じてください。
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プライマリ/セカンダリ設定は以下の手順で確認できます。
1) |
チームのアダプタのプロパティ内にある[設定]タブを表示する。
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2) |
[チーム内のアダプタ]の各アダプタに表示されているプライマリ/セカンダ リを確認する。 |
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9 |
「スイッチのテスト」をクリック後、スイッチのテスト画面が表示されたら、「テストの実行」をクリックして実行する。
実行結果、問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。
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10 |
[システムを再起動する。
以上で完了です。
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<チームの削除手順>
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1 |
デバイスマネージャを起動する。
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2 |
[ネットワークアダプタ]を展開しチームのアダプタをダブルクリックする。
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3 |
[設定]タブを選択して[チームの削除]をクリックする。
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4 |
[チーム設定]のポップアップが表示されるので[はい]をクリックする。
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5 |
デバイスマネージャのネットワークアダプタ配下に[チーム:チーム名]がないことを 確認する。
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6 |
システムを再起動する。
以上で完了です。
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AFT/ALBのセットアップは、ドライバインストール後、必ず再起動した後に行う必要があります。 |
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アダプタフォルトトレランス(AFT)のグループとして指定するアダプタは、同一ハブ、異なるハブのどちらの接続でも使用できますが、異なるハブに接続する場合は、すべて同一LAN(同一ネットワーク)上に存在する必要があるため、カスケード接続にしてください。
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● |
アダプティブロードバランシング(ALB)を使用する場合は、スイッチングハブにのみ接続できます。
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Mother BoardまたはOption NICを交換する場合は、必ずチームを削除し、交換後にチームを再作成してください。 |
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[ネットワークドライバ]
標準装備のネットワークアダプタは、EXPRESSBUILDERから「システムのアップデート」を実行するとインストールされます。インストール後は、次の手順に従って、ドライバへ転送速度とDuplexモードの設定をしてください。
以下の手順に従って設定してください。
また、IPアドレスを設定する際、[インターネットプロトコル(TCP/IP)]のチェックボックスが外れている場合、チェックを付けてからIPアドレスの設定を行ってください。
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サービスの追加で、[ネットワークモニタ]を追加することをお勧めします。[ネットワークモニタ]は、[ネットワークモニタ]をインストールしたコンピュータが送受信するフレーム(またはパケット)を監視することができます。ネットワーク障害の解析などに有効なツールです。インストールの手順は、ユーザーズガイドを参照してください。 |
必要に応じてプロトコルやサービスの追加/削除をしてください。[ネットワーク接続]からローカルエリア接続のプロパティダイアログボックスを表示させて行います。
<PROSetがインストールされている場合>
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1 |
デバイスマネージャを起動する。
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2 |
ネットワークアダプタを展開し、[Intel(R) PRO/1000 82566DM-2 Gigabit Network Connection]をダブルクリックする。
ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスが表示されます。
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3 |
[リンク速度]タブをクリックし、[速度とデュプレックス]をハブの設定値と同じ値に設定する。
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4 |
ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をクリックする。
以上で完了です。
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<PROSetがインストールされていない場合>
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1 |
デバイスマネージャを起動する。
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2 |
ネットワークアダプタを展開し、[Intel(R) PRO/1000 82566DM-2 Gigabit Network Connection]をダブルクリックする。
ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスが表示されます。
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3 |
[詳細設定]タブをクリックし、[リンク速度とデュプレックス]をハブの設定値と同じ値に設定する。
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4 |
ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をクリックする。
以上で完了です。
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<再インストール>
ネットワークドライバは、自動的にインストールされます。手動でのインストールを行う必要はありません。
[オプションのネットワークのドライバ]
オプションのネットワークボード(N8104-88/109/111/112/115/119/120/121/122/125/126) を使用する場合について説明します。
「N8104-88/109/111/112/115/119/120/121/122/125/126」を使用する場合は、「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されているドライバをインストールしてください。
● Express5800/110Geの場合 |
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「N8104-112/119/120/121/125/126」のボード名ドライバ
「\006\win\winnt\dotnet\dl3\pro1000\win32」
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- |
「N8104-111」の場合
「\006\win\winnt\dotnet\dl3\pro100\win32」 |
● Express5800/110Ge-Sの場合 |
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「N8104-109/115/122/126」のボード名ドライバ
「\006\win\winnt\dotnet\dl3\pro1000\win32」
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「N8104-88」の場合
「\006\win\winnt\dotnet\dl3\pro100\win32」 |
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ご購入いただいた装置の構成により、搭載可能なオプションボードの種類が異なります。詳細は、ユーザーズガイドのハードウェア編に記載している「オプションデバイスと取り付けスロット一覧」を確認してください。 |
<オプションボード用ネットワークドライバのインストール>
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1 |
デバイスマネージャを起動する。 |
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2 |
[ネットワークアダプタ]→[Intel(R) PRO/100~]または[Intel(R) PRO/1000~]をダブルクリックする。
[Intel(R) PRO/100~]または[Intel(R) PRO/1000~]ダイアログボックスが表示されます。
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[?その他のデバイス]→[?イーサネットコントローラ]がある場合は[?イーサネットコントローラ]をダブルクリックしてください。 |
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3 |
[ドライバ]タブを選択し、[ドライバの更新]をクリックする。 [ハードウェアの更新ウィザード]が表示されます。
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4 |
[一覧または特定の場所からインストールする(詳細)]を選択し、[次へ]をクリックする。
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5 |
[次の場所で最適のドライバを検索する]を選択し、[次の場所を含める]にチェックを入れ、
● Express5800/110Geの場合 |
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「N8104-112/119/120/121/125/126」のボード名ドライバ
「\006\win\winnt\dotnet\dl3\pro1000\win32」
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「N8104-111」の場合
「\006\win\winnt\dotnet\dl3\pro100\win32」 |
● Express5800/110Ge-Sの場合 |
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- |
「N8104-109/115/122/126」のボード名ドライバ
「\006\win\winnt\dotnet\dl3\pro1000\win32」
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- |
「N8104-88」の場合
「\006\win\winnt\dotnet\dl3\pro100\win32」 |
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と入力し、[次へ]をクリックする。 ドライバの検索が開始され、検索後にインストールが始まります。しばらくすると[ハードウェアの更新ウィザードの完了]画面が表示されます。
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ご購入いただいた装置の構成により、搭載可能なオプションボードの種類が異なります。詳細は、ユーザーズガイドのハードウェア編に記載している「オプションデバイスと取り付けスロット一覧」を確認してください。 |
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6 |
[完了]をクリックする。 以上で完了です。 |
[WOLのセットアップ]
WOL(Wake On Lan)の設定を行います。
以下の手順を参照し、ネットワークアダプタの設定を行ってください。
<PROSetがインストールされている場合>
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1 |
[デバイスマネージャ]を起動する。
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2 |
ネットワークアダプタを展開し、[Intel(R)~]のアダプタをダブルクリックする。
ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。
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3 |
[電力の管理]タブを選択し、[Wake On LAN]内に下記の項目にチェックを入れる。
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Wake On Directed Packet
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Wake On Magic Packet |
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電源オフ状態からの Wake On Magic Packet |
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Wake On Directed Packet, Wake On Magic Packetはデフォルトでチェックが入っています。 |
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4 |
ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。
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5 |
すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。
以上で完了です。 |
<PROSetがインストールされていない場合>
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1 |
デバイスマネージャを起動する。
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2 |
ネットワークアダプタを展開し、[Intel(R)~]のアダプタをダブルクリックする。
ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。
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3 |
[電力の管理]タブを選択し、下記の項目にチェックを入れる。
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- |
電力の節電のため、コンピュータでこのデバイスの電源をオフにできるようにする
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- |
このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする |
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4 |
[詳細設定]タブを選択する。
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5 |
[PMEをオンにする]の[値]を"オン"にする。
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6 |
ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。
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7 |
すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。
以上で完了です。
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[グラフィックスアクセラレータドライバ]
標準装備のグラフィックスアクセラレータドライバは、EXPRESSBUILDERから「システムのアップデート」を実行するとインストールされます。
カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にインストールされます。
ドライバを個別に再インストールしたいときは、次の手順に従ってください。
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1 |
「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブにセットする。
オートランで起動するメニューが表示されたら、メニュー画面を閉じてください。
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2 |
スタートメニューから[プログラム]-[アクセサリ]の順でポイントし、[エクスプローラ]をクリックする。
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3 |
「\006\win\winnt\dotnet\video」ディレクトリ内の [setup.exe]アイコンをダブルクリックする。
メッセージにしたがってインストール作業を進めてください。途中、「デジタル署名が見つかりません。」というメッセージが表示された場合は、[はい]をクリックし、インストールを続けてください。
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4 |
「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取り出し、システムを再起動する。
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[SCSIコントローラ(N8103-75/95)を使用する場合]
SCSIコントローラ(N8103-75/95)を使用する場合、または追加接続する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動作し、ドライバが自動でインストールされますが、その後、ドライバのアップデートが必要です。 SCSIコントローラ(N8103-75/95)を接続後、EXPRESSBUILDERから「システムのアップデート」を実行してドライバをインストールしてください。
[SCSIコントローラ(N8103-107)を使用する場合]
SCSIコントローラ(N8103-107)を使用する場合、または追加接続する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動作しますが、ドライバは自動インストールされません。SCSIコントローラ(N8103-107)を接続後、EXPRESSBUILDERから「システムのアップデート」を実行してドライバをインストールしてください。
[SASコントローラ(N8103-104)を使用する場合]
SASコントローラ(N8103-104)を使用する場合、または追加接続する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動作し、ドライバが自動でインストールされますが、その後、ドライバのアップデートが必要です。接続後、SASコントローラ(N8103-104)に添付されているマニュアルを参照してドライバをインストールしてください。
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SASコントローラ(N8103-104)は、Express5800 110Geでのみ使用できます。 |
■ライセンス認証の手続き
Windows Server 2003をご使用いただくためには、Windows Server 2003のライセンス認証の手続きが必要です。ライセンス認証の手続きを次に示します。
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Windows Server 2003 R2 をご使用の場合は、手続きの必要はありません。 |
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1 |
スタートメニューから[ファイル名を指定して実行]をクリックする。
[名前(O):]に以下を入力し[OK]をクリックする。 oobe/msoobe
/a 
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2 |
以下のメッセージが表示されたら、[次へ]をクリックする。

以下のメッセージが表示されます。 
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3 |
以下のメッセージに従って、ライセンス認証の手続きを行う。

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■障害処理のためのセットアップ
障害が起きたときに障害からより早く、確実に復旧できるようセットアップをしてください。詳細な手順についてはユーザーズガイドの「障害処理のためのセットアップ」をご覧ください。
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